CQ山からこんにちは (郡山市 高旗山 FS-084)

CQ山からこんにちは (郡山市 高旗山 FS-084)

郡山からで西に見える山で独立峰で市内中央部から見れる高旗山。標高968mと市内にあって比較的高い山です。

昔、陸奥国守となった 源  義家(八幡太郎 義家)が山頂に軍旗を上げた言い伝えが、名前の由来と聞いていますが、ちょっと違っていたようです。

山頂の神社「宇奈己呂和気神社」(うなころわけ神社)の縁起を調べると大友家持が必勝祈願に登った山とか、その流れで北にある大将旗山や額取山(安積山)は後年に源 義家が家持に倣って・・・・名前の由来が変わって伝わったのでしょう。以前から「高旗山と大将旗山」旗の持ち主の名前が?わかったような???

鎌倉時代以降に工藤祐経が伊豆神社、三島神社、箱根神社などを安積地区に勧進し、足利満直が再興する間に 歴史に埋没してしまった神社の様です。

現在の宇奈己呂和気神社は三穂田町にあり荘厳な神社として、人気を持つ神社です。

高旗山は郡山の「静通り」を西に向かうと正面に見える綺麗な山です。この道路沿いは郡山東高校(旧郡女)、第三中学校。周囲には郡山商業高校、第一中学校、薫小学校、安積高校等等点在しており屈指の文京地区になっています。

靜通りを西に走り4号線(4号あさか野バイパス)を抜けると右手にお堂が見えます、「静通り」の名前の由来は源頼朝に追討された義経を追ってここに来た、静御前 終焉の地。と言われ地元の人々が供養の為に建てたと言われたお堂です

今も残る静御前堂の裏は「古墳時代の円墳」があります。

靜御前に先絶たれた侍従の「さいはら」が此の地に残り地元の子女に針仕事を教えた逸話があり、付近の地名にある針生という地名の由来になっています。

お堂の北にある「さいはら桜」は数年前に枯れて、伐採されてしました
高旗山は太古からこの地の西にそびえています、ずっとこの姿です
靜通りと49号線交差点から見た高旗山
高旗山の道筋は静通りを西に直進し県道6号線に入って、ひたすら湖南方面へ。しばらく進むと多田野地区です。ここには少年自然の家や西部サッカー場等の研修、スポーツ施設があります。少年自然の家近くの「キノコ岩」は子供の時に自転車で遊びに行った記憶があります。
自然の力て作り出される造形は面白いものですね。

高旗山への道順

多田野から休石に入ると「休石温泉」があります。温泉の手前のパン屋さんの看板を左に折れて道なりに進むと。パン屋さんに行き当たりますが、そのまま山に進みましょう。

ここは休石の源田湯ですお風呂もあります。「休石」は前記の八幡太郎義家が休んだ石、浸かったお湯が「休石温泉」なんでもかんでも八幡太郎義家ですね。あやかり商法。恐るべし

高籏山登山

山道(非舗装)を上ると登山道の登り口が見えます。駐車場は登山口の手前に5台ぐらい止められます。
登山道は登りやすく荷物を持っても負担なく登れます。途中にある水場で一休み
夏場は貴重な水場です
途中から山頂までの案内板アリ、山頂直下の宇奈己呂和気神社。確か三穂田町にも同じ神社があったようです。縁起を調べると{延暦元年(782年)桓武天皇が大友家持を陸奥出羽按察使・鎮守府将軍に任命して蝦夷の制圧に当たった}その際、家持は高旗山に登り潔斎し山頂に荘厳な社殿を建て鎮守の神として祀ったと言われてます。
荘厳な社殿とは言えないコンパクトな神社がありました。
山頂は荘厳な社殿があったようで割と平坦で、サミットと言えないような場所です。本当に大きな社殿があったのかもしれません。傍らに小さな祠がありました。

三穂田町にある宇奈己呂和気神社

こちらはしっかりした神社でした。後の時代に高旗山から移設したようです。
三穂田松の公民館のはす向かい県道沿いにあります
社殿の上に宇奈己呂和気神社の名前がしっかりと

天測点と三角点

高旗山三角点の近くに大きなブロックが。天測点とありました。ここには全国で40か所制定されている天測点跡が設置されています。衛星測量などなかった時代(戦後まもなく)全国で星による位置測量がおこなわれていた名残です。

天測点より貧素な一等三角点

山頂から眺める景色は素晴らしい

猪苗代湖や磐梯山、遠くは10月末は雪をかぶった飯豊山脈がきれいに見えました。
左 猪苗代湖、中央 飯豊山、右 磐梯山

高旗山のお供

今回は430MHzFMでの運用となりました
最近大活躍のHB9CVのハイビームアンテナ

高旗山からの交信エリア

関東方面は那須連山の山影に入り込みます。水戸や千葉方面は比較的良く電波が飛んでゆくようですが、埼玉県や群馬県方面はちょっと難しいようです。
同じ経度にある大将旗山との比較では、高旗山は標高が88m低いのと那須までの距離が近いために回折角度が鋭角になります。直接波での通信より八溝山系の反射による通信のほうが、埼玉周辺のコンタクトはメリットも上がりSも安定しています。新潟、いわき、山形、岩手方面はメリットもSも安定していました。
登りやすい山ですが関東、東海エリアは那須山系が邪魔になり今一つと言った感じです。交信成立は相手局があっての事ですのであくまでも、実証実験の結果ととらえてください

後日 144MHz SSB 10Wで山頂より HB9CV 5EL スタックで三重県亀山市のJH2FTEさんと53/53でつながりました那須山系の回折波が意外と遠方まで伸びているようです。那須の先には男体山、甲武信岳、北岳と2500m~3000mを超える山々があるのですが それらの山々を掻い潜って飛んでいるようです。